ページが見つかりませんでした – 株式会社京富士印刷 https://kyofuji.co.jp 株式会社京富士印刷は京都にある印刷屋です。菓子や食品の包装パッケージデザイン製造を行っており、その中でも環境に優しい包装形態や素材選びを提案しています。デザイン作成から印刷加工、倉庫保管、納品までをワンストップで承ります。 Wed, 28 Feb 2024 14:00:58 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.4.3 第55話 日本の紙幣(日本銀行券)印刷https://kyofuji.co.jp/eigyoblog/eigyoblog55/ https://kyofuji.co.jp/eigyoblog/eigyoblog55/#respond Thu, 29 Feb 2024 03:00:00 +0000 https://kyofuji.co.jp/?p=4548 営業部のOです。今回は、日本の紙幣(日本銀行券)印刷についてお話をさせて戴きます。

2024年7月3日から新紙幣が発行されます。
10,000円札が福沢諭吉から渋沢栄一
5,000円札が樋口一葉から津田梅子
1,000円札が野口英世から北里柴三郎へ
現在発行されている上記の紙幣は2004年11月1日発行で20年振りに新紙幣が発行されます。

余談ですが、2004年発行の前が1984年11月1日に
10,000円が福沢諭吉
5,000円が新渡戸稲造
1,000円が夏目漱石です。
懐かしいですが、ついこの間まで使用していた気がします。

さて、紙幣に使用されている素材は、古くから和紙の原料として使用されている、みつまた、アバカ(マニラ麻)等です。強い耐久性があり、また、偽造されにくいことも重要でお札独特の色や風合い触った時の独特の感触は偽造発見の第一です。抄造時には「すかし」もいれています。

印刷を含め数々の偽造防止技術が施されています。
基本的には、表面は凹版2色・地模様など12色。裏面は凹版1色・地模様など6色。従来から施されているのが、潜像模様、パールインキ、マイクロ文字、深凹版印刷、識別マーク、すき入れバーパタン、そして特殊発光インキです。
また、今回から取り入れられているのが、高精細すき入れと3Dホログラムです。
日本の紙幣の印刷技術は、偽造防止のために新たな技術を取り入れて発展してきました。日本の紙幣には世界に誇れる印刷等の技術が詰まっています。
次回は、印刷技術を紹介させていただきます。

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第125回 「教訓」https://kyofuji.co.jp/staffroom/staffroom125/ Wed, 28 Feb 2024 14:00:57 +0000 https://kyofuji.co.jp/?p=4551 「奥さんを直ぐに呼んでください・・・・・」
「OOさん、死にますよ・・・・・」
「直ぐに救急車を呼びますので・・・・・」

昨年のお盆前の出来事。
数日前から体調がすぐれず、お盆前なので急遽仕事を休んで掛かりつけ病院へ。
人生で初めて救急車に乗せられ、病院から総合病院へと搬送され即入院。
物心が付いてから初めての入院生活。
仕事は次の日からお盆休(6日間)。嫁さんは次の日から実家へ帰省予定。
偶然、運が良かったのか。
初めの一週間は検査続きの日々。苦痛で食事もほとんど摂れず。水分制限と尿は管を通しての一週間。
寝たきり状態。
入院生活10日目頃から漸く落ち着く。
体調も良くなりつつあり院内を散策。
三食の病院食も美味しく(薄味歓迎)いただけるように。
結局、23日間の入院生活で退院。おかげで、体重は15Kg減(現在は10Kg戻る)。
現在も、2か月に一度の通院生活。薬も毎朝夕大量消費。
今は元気に暮らしています。

最後に
各病院の先生、看護士さん、介護士さん、顧客様、会社の皆々、そして我が奥さんに感謝感謝の日々です。
体調に不安を感じたら躊躇わずに病院へ。

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第54話 印刷物作成にあたって大事な工程、「製版」についてhttps://kyofuji.co.jp/eigyoblog/eigyoblog54/ https://kyofuji.co.jp/eigyoblog/eigyoblog54/#respond Wed, 31 Jan 2024 00:00:00 +0000 https://kyofuji.co.jp/?p=4540 こんにちは!新人営業マンのYです!「営業マンが語る!印刷物のちょっと深い~話」第54回を始めていこうと思います。「はたしていつまで新人と言い続けるのか。それは同期が言わなくなるまでです!笑」と第52回に同期の営業のUからコメントがあったので、あえて言いましょう…新人と!同期が言わなくなるまで。

そんなことはさておき、今回は印刷物作成の工程の中のひとつである、「製版」という工程について焦点を当てて話していこうと思います。最後まで読んでいただけると幸いです。

印刷物の美しさや効果は、製版にかかっています。製版は、印刷プロセスにおいてキーとなるステップの一つであり、高品質な印刷物を生み出すために欠かせない工程です。

1. 製版とは?

製版は、印刷に使用される版を作成するプロセスです。この版は、実際に印刷機に取り付けられ、印刷の準備が整ったところで印刷が開始されます。製版はデザインやテキストを印刷可能な形に変換し、最終的な印刷物のクオリティに大きく影響を与えます。

2. プリプレス工程

製版の最初のステップは、プリプレス工程です。デザインや文章はコンピュータで作成され、その後、印刷可能な形に変換されます。この段階で、色や配置が調整され、製版に適した形に仕上げられます。

3. CTP技術の導入

昔ながらのアナログな製版方法から、近年ではCTP(Computer-to-Plate)技術が主流となっています。CTPでは、デジタルデータが直接版に転写されます。これにより、高精細かつ迅速な製版が可能になりました。

4. 画像処理と露光

CTPシステムにおいて、デジタルデータは版に転写され、画像処理が行われます。この段階で、デザインや文字が版に正確に反映され、高解像度の画像が生成されます。次に、露光が行われ、版の感光層にデザインが定着します。

5. 現像と製版完成

露光された版は現像され、不要な部分が取り除かれます。残された部分が印刷に適した凹凸を持つ版となり、これで製版完成です。この版を印刷機に取り付け、印刷の準備が整います。

6. 製版の重要性

製版は印刷物の品質や効果に直結します。正確で高精細な製版が行われれば、印刷物もその分、クリアで美しい仕上がりになります。逆に、製版の誤差があれば、印刷物にもその影響が及びます。

印刷物の製版は、技術の進歩とデジタル化により、ますます効率的かつ高品質なものとなっています。製版のプロセスを理解することで、我々が手にする印刷物の裏に潜む努力や技術を知っていただけると嬉しい限りです。

今回は製版についてお話させていただきましたが、逆に製版を不要とするオンデマンド印刷という印刷方法も存在します。製版が不要なので小ロット対応などに適しており、版代が掛からないので作成数が少ない時にコストを抑えることが可能です。当社ではどちらの印刷方法も対応させていただいているので、印刷物にお困りの際は気軽にご相談いただければ幸いです。

と当社の宣伝をさせていただいたところで今回は終わりとさせていただきます。次回の「営業マンが語る!印刷物のちょっと深い~話」もお楽しみに!!

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第124回 「いざ、愛宕山へ」https://kyofuji.co.jp/staffroom/staffroom124/ Mon, 08 Jan 2024 15:32:22 +0000 https://kyofuji.co.jp/?p=4534 どうも、こたつを出してしまったせいでだらけてしまっている〇〇です!

先日家族で登山に行きました!場所は愛宕山です。愛宕山というのは、京都市内で一番高い山で、標高924mの山です。

なぜ登山に行ったかというと・・・

京都市内出身の方はご存じの方も多いと思いますが、愛宕山の頂上にある愛宕神社が「火伏せの神様」であることから、子どもが3歳までに登ると一生火事にあわないといわれている「3歳参り」というものがあります。なので、子どもを背負った登山客がたくさんいます。
子どもが2歳なのでその3歳参りに家族で行ったのですが、想像以上のしんどさでした、、

まず片道3時間かかるとは思っておらず、それでも体力には自信があったので登る前は、余裕を持っていたのですが、いざ登り始めると…
傾斜がきつく、ほとんど子どもを抱っこかおんぶしていたので、登りだけで腕と足腰が悲鳴をあげていて、下りは何度か休憩を挟まないと、厳しかったです。

かなりしんどかったですが、家族で登ったということもあり、達成感もあり
良い経験ができたと思っております!
おりますが、、もう登りたくない(笑)

今後登る予定がある方は、余っていればですが入口付近に杖が置いてあるので、その杖は使用された方が膝の負担が軽減されるので使用した方が良いと思います(^-^)

なかにはランニングコースにしている強者の方もいらっしゃいましたが!!
大変でしたけど、また一つ家族との良い思い出ができたので良かったです!
ではまた(^-^)/

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第53話 水に濡れても大丈夫な紙https://kyofuji.co.jp/eigyoblog/eigyoblog53/ https://kyofuji.co.jp/eigyoblog/eigyoblog53/#respond Mon, 08 Jan 2024 15:18:54 +0000 https://kyofuji.co.jp/?p=4531 こんにちは!営業部のKです。「営業マンが語る!印刷物のちょっと深い~話」第53回を始めます。53回目となる当コーナーですが、今回は水に濡れても大丈夫な紙の話をしていきたいと思います。

紙と言えば濡れてしまうと破れてしまったり印刷が滲んでしまったりと、水に弱いものだと思われがちですが、屋外や水回りで使えるように開発された、水に強い紙もあるので紹介していきたいと思います!

ユポ

合成樹脂(ポリプロピレン)などを使用して作られた合成紙で水に強い紙の代表格です。通常の紙とは違い木材パルプを使用していないので耐水性が高く濡れてしまっても強度が落ちたり形状が変わったりすることはほぼありません。
水濡れに強い以外に引っ張っても破れにくい特性もあるので、屋外で使用されるポスターや飲食物に使用されるラベル、野外作業のマニュアル、販促用POPなど幅広い場所で使用されています。
50年以上の歴史がある紙なので色々な用途に使えるバリエーションが豊富で非常に使い勝手のいい紙です。

LIMEX(ライメックス)

ライメックスも合成紙なのですがこちらはユポと違い石灰石を主原料に作られています。
持続可能な社会の実現を目標に開発された紙で、原料に木材を一切使用しないことで森林の保護に貢献し、さらに製造過程で水をほぼ使用しないことで水資源の保護に貢献しています。またリサイクルも可能なのでライメックスを使うことで環境問題への取り組みになります。
紙としての特性はユポと似ていて名刺やショッピングバッグ、飲食店のメニュー表、マスクケースなど屋外屋内ともに幅広く使われています。
ライメックスは2015年頃に開発された紙で新しい素材なのでまだまだ発展途上なのですが、これから色々とバリエーションが増えていくようなので注目していきたいです。

レインガード

レインガードは前に紹介した2種類の合成紙とは違い、天然パルプ100%で作られていて、一見して普通の紙との違いはありません。合成紙のように引っ張っても破れにくいような特性もありませんが、普通の紙の風合いで撥水性の高い紙を使用したい時に最適です。
用途としてはゴルフのスコアカードなど屋外で使用されたり、封筒に使用して中身を雨から守ったり、冷蔵・冷凍する食品に同封する説明書きに使われたりと水に濡れると困る印刷物に幅広く用いられています。
レーザープリンターでの印刷もできるので印刷を行う側としても使い勝手が非常にいいです。

終わりに

紙と言えば水に濡れると破れてしまうというのが常識かもしれませんが、世の中にはそういった弱点を克服している紙もあるというのを知ってもらいたくて今回は3種類の紙を紹介しました。
今回紹介した3種類の紙はもちろん弊社でも取り扱っていますので気になるものがあればお気軽にお問合せ下さい。
それでは次回もお楽しみに!

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第52話 混抄紙(こんしょうし)による環境保護活動https://kyofuji.co.jp/eigyoblog/eigyoblog52/ https://kyofuji.co.jp/eigyoblog/eigyoblog52/#respond Thu, 14 Dec 2023 22:35:08 +0000 https://kyofuji.co.jp/?p=4523 こんにちは!新人営業マンのUです!「営業マンが語る!印刷物のちょっと深い~話」第52回を始めていこうと思います。はたしていつまで新人と言い続けるのか。それは同期が言わなくなるまでです!笑

いつか新人と名乗らなくなったときも、新人の頃に感じた新鮮な驚きや素直に学ぶ姿勢を手放すことのない自分でいたいですね。

さて、今回のテーマは「混抄紙(こんしょうし)」です!

“混”は混ぜる、“抄”は紙をすくという意味があります。紙は主に木材パルプを使って作成するので、つまり混抄紙とは呼んで字の如く「紙の中に木材パルプ以外の異質な素材を混ぜ合わせた用紙のこと」を指します。このように書くとそのまんますぎてびっくりしますね。ざっくり言えば“何かを混ぜて作った紙”です。そうなりますと、気になってくるのは具体的に何を混ぜるのかというところですよね。

ここでポイントになってくるのは「廃材」を使用するという点です。なぜ廃材であるのか。その理由のひとつとして挙げられるものは「環境への配慮」です。

どういうことかと申しますと、廃材を混ぜてつくる(抄き込む、という言い方をします)ことによって、木材パルプ100%で製造された紙と比べて、使用する木材パルプの量を減らすことができるという考え方です。30%何かを抄き込んでつくった場合、使われる木材パルプの割合は70%になるからですね。

例として適当かはわかりませんが、ゆるく糖質制限をしている友人がお米に豆腐を混ぜて炒飯をつくっておりまして。彼にその理由についてインタビューしたところ、「混ぜた豆腐の分、お米の量を減らせるやん!」とのことでした。豆腐を愛する私としては「豆腐がめちゃくちゃ好きだから」ではない点に若干ショックを受けつつも、「何かを混ぜてつくる」という行為としては構造的に似通った部分があるのかもしれません(違ったらすみません笑)。

…さて、話を戻しまして、木材パルプはそれこそ読んで字の如く木を原料としているので、木材パルプの使用量が減るということは用意する木の量=伐採する木の量が減るということになり、それが資源の使用量の削減につながるということになるわけです。

ただ、抄き込む素材をわざわざ作成してしまうと、木材パルプの使用量を減らすことができたとしても抄き込むためにわざわざ別途素材を製造してしまうとちょっともったいないと思いませんか??そういうわけで、抄き込む素材を「いらなくなった材料」である「廃材」にするわけです。抄き込む素材は廃棄される冊子や間伐材、バナナの茎やバガス(サトウキビの搾りかす)あたりが有名ですね。
※当ページの過去投稿に「フードロスペーパー」や「バカスペーパー」の記事がございますので、気になった方はそちらもどうぞ!

「環境に配慮した紙として、廃材を抄き込んだ“混抄紙”というものがあるんだな」というところまでは掴んでいただけましたでしょうか。こういった紙を使用したポスターやパンフレット、あるいはパッケージを作成することで、SDGsへの取り組みとして企業ブランディングにつなげることもできますし、実際にそういった目的で活用しておられるお客様もいらっしゃいます。

さらにさらに!

抄き込む素材を用意されて(もちろんこれ以前は廃棄されていた廃材ですよ!)、オリジナル混抄紙の開発まで行われた企業様もいらっしゃるのです!

…と、ここまでお読みいただいた方の中には「うちで廃棄している“アレ”、使えないかな」と思った方、いらっしゃるんじゃないですか????

使用できるか否かにはいくつかの条件があり、正直なところ実際に開発を進めてみないとわからないこともたくさんあるのですが、抄き込むことができる廃材について、共通して必要となる条件は

①水分が入っていないもの②糖分が入っていないもの③繊維状のもの

です。

これまでの成功例ですと、洋服のは材やお茶の葉、もみ殻など。どれも上記3つの条件をクリアしていますよね。個人的には洋服のは材が使用可能であるというところが驚きでした。なんとなく食べ物関連の紙なのかなというイメージを持っていましたので。

つくづく、と言いますか、知らないことを知ることができた瞬間は新鮮な驚きを感じることができますよね…と、冒頭の伏線を華麗に回収したところで今回を閉じたいと思います!さて、次回はどんな深い~話でしょうか。更新をお楽しみに!

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第51話 色褪せたポスターhttps://kyofuji.co.jp/eigyoblog/eigyoblog51/ https://kyofuji.co.jp/eigyoblog/eigyoblog51/#respond Mon, 06 Nov 2023 14:37:47 +0000 https://kyofuji.co.jp/?p=4453 どうも営業部のTです!「営業マンが語る!印刷物のちょっと深い~話」第51回を始めていこうと思います。今回も最後まで読んでいただければ大変うれしく思います。
今回は、色褪せたポスターの話を少~ししていきたいと思います!

貼る場所によっては高い宣伝効果の高いポスターです。その理由としては、目に入りやすく・興味がある人は立ち止まって、待ち時間や、時間に余裕があるときに何気なく見られるなど、長期間広告の効果が得られます。

ですが、屋外に貼ってあるポスターで、色褪せしているポスターを見かけることがあると思います。

その色褪せしているポスターを長期間貼っておくと、選挙ポスターだと顔色が悪く見えたり、食べ物の写真だと美味しくさそうに見えたりして、逆にマイナスのイメージになるかもしれません…。その色褪せする原因はなにかというと…紫外線です!紫外線を長時間浴びることによってインキがだんだんと退色したり変色したりしていきます。

特にマゼンダ(赤色)・イエロー(黄色)のインキは色飛びの起こりやすい色でして、ポスターの色が青白くなっていきます。
そうならないための対策としては、、、インキを耐候性インキにする。
耐候性インキは通常のインキと違い、紫外線による影響を受けにくいインキです。デメリットとしては、通常のインキよりコストがかかることと通常のインキより発色が悪くなることです。更に強化する方法もありますが、今回はこのへんで(^-^)
貼る場所を屋外か屋内かによって仕様を使い分けて、コストと相談しながらより良いポスターを作成していきましょう!
次回!!〇〇〇〇営業マンのとんでもないお話です!!!!ではまたの更新をお楽しみください(^_^)/

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第50話 印刷物における点字について(後編)https://kyofuji.co.jp/eigyoblog/eigyoblog50/ https://kyofuji.co.jp/eigyoblog/eigyoblog50/#respond Sat, 30 Sep 2023 08:53:00 +0000 https://kyofuji.co.jp/?p=4427 営業部の“O”です。「営業マンが語る!印刷物のちょっと深い~話」第50回は、「点字印刷」についてお伝えさせていただきます。

前回第45話では、我々の身近なところで感じられる「点字」ということで、街を歩けば、歩道に“点字ブロック”が。紙幣にも「識別マーク」というものが施されていることをお伝えしました。

では、「点字印刷」にはどのような方法があるのでしょうか。

シルクスクリーン印刷による点字印刷 

透明なUVインキを立体的に盛り上げ印刷します。エンボス式の点字印刷と比べ、摩耗による汚れ、潰れが少なく、耐久性に優れています。クリアインクを使用するため、文字や図案の上に重ねて印刷しても視覚性は維持されます。
印刷直後に紫外線を照射し、瞬時にインクを硬化・定着させるため、アクリルやプラスチックなど様々な素材へ印刷できます。従来のエンボス式では難しかった点字の両面印刷も、素材にダメージを与える事が無く印刷することができます。

インクジェット印刷による点字印刷

インクを何層にも盛り上げ、最後に専用インクを垂らして点字をコーティングした後、UV照射をして固めます。版を作る必要がない為、1枚からでも作成することが可能です。点字の活用場面として、名刺、教科書、カタログ、資料、レストランのメニュー等、様々な場所で点字は必要です。透明シールで既存のものに表示することも可能です。

2016年に施行された、「障碍者差別解消法」により、現在多くの自治体や企業等で福祉に対する取り組みが積極的に進められています。近年、バリアフリーやユニバーサルデザインの一環として、点字を施している製品を身の周りでよく見かけます。視覚障碍者によりよい生活を支援する大切な社会とのコミュニケーションツールとなっています。

皆さんも、どの場所でどの様に「点字」が使用されているかを探すのもいいかもしれませんね。

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第123回 とあるさかなクンのお話しhttps://kyofuji.co.jp/staffroom/staffroom123/ Wed, 13 Sep 2023 08:54:42 +0000 https://kyofuji.co.jp/?p=4336 こんにちは、皆さん。
3年半ぶりの登場です。

3歳になる息子の影響で、面白いことを学んだので、今日は、その話をシェアしたいと思います。

最近、息子とよくさかなクンのお魚紹介番組を一緒に見ているんですが、その中でアカエイやウミタナゴの出産シーンを見たんですよ。卵の状態ではなく、小さな赤ちゃんが生まれるんです。赤ちゃんがママのお腹からぽこぽこと海中へ放たれる映像を見て、私は本当に驚きました。そこで初めて「卵生」と「胎生」という言葉を聞いたんです。

アカエイやウミタナゴのような魚たちは、卵を産む方法として胎生を採用しているんですね。卵生は、卵を水中に産み落とし、孵化後に赤ちゃんが生まれます。
一方、胎生とは、赤ちゃんが親の体内で成長し、生まれてくる方法です。これは、他の種に捕食されるリスクを減少させ、生存率を高めるための戦略の一つだと言えます。

さかなの卵生と胎生

驚きましたヨ!赤ちゃんを産むのは哺乳類だけじゃないんですね、

そして、なんとウミタナゴは、母親の体長がたったの25cmなのに、一度に5cmの赤ちゃんを55匹も産むんだそうです。これは驚異的なことで、5分の1といえば、人間の身長に換算すると、ほぼ胎児と母体との体格差くらいのサイズになります。考えてみてください、人間が一度に55人の赤ちゃんを産むのと同じくらいです!?いやぁ、本当に感服しました。ウミタナゴのお母ちゃんの体内は全部赤ちゃんのおうちです。

さかなの卵生と胎生

この番組では、毎回魚の驚くべき生態を紹介してくれるので、とても楽しみにしています。番組の内容もさることながら、さかなクンの素晴らしいプレゼンテーションも番組の魅力の一つです。まず、彼の声のトーンは非常に聞きやすく、視聴者を引き込む力があります。さらに、彼の知識量は圧倒的で、魚に関する情報を分かりやすい言葉で伝えてくれます。彼の特技であるイラストも活かされ、視覚的な要素を取り入れた説明のおかげで、理解が深まります。子供たちだけでなく、大人たちも聞き入っている映像も確認できます。

いやぁ、さかなクンは、この仕事が適任ですね!その才能は卓越しています。これは一般人ではとうてい真似できません。番組を見ていて、彼の素晴らしさがより一層分かりました。(それまでは、正直なところ、彼を草食系芸人にカテゴリーしていましたが、深くお詫び申し上げます)。もう少し物心がついたら、息子を連れてさかなクンの講演へ観に行きたいと思っています。

次回のブログ更新もお楽しみに!そして、さかなクンの魅力をぜひご覧ください。

さかなクン
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第49話 小口染め加工(エッジカラー)https://kyofuji.co.jp/eigyoblog/eigyoblog49/ https://kyofuji.co.jp/eigyoblog/eigyoblog49/#respond Thu, 31 Aug 2023 01:34:00 +0000 https://kyofuji.co.jp/?p=4331 こんにちは!「印刷物のちょっと深~い話」第49話を担当させていただきます、新人営業マンのYです。
今回は印刷における加工の「小口染め加工(エッジカラー)」について話していこうとおもいます。最後までお付き合いいただければ幸いです。

早速ですが、印刷物の加工である小口染めまたはエッジカラーと呼ばれる加工方法をご存じでしょうか?

小口染め・エッジカラーとは

小口染めとは印刷物の断裁面(側面)に着色する加工方法で、一般的な印刷物では用紙の表面・裏面に印刷するのが基本ですが小口染めでは用紙側面の縁に色を着色します。

小口染めの特徴としては、用紙の断面に着色することで他の印刷物に比べてインパクトやデザイン性が高まり差別化を図ることができます。
使用する用紙に関してはある程度厚みのある紙の方が紙の断面の面積が大きく着色面が目立つので、厚みのあるしっかりとした用紙に小口染め加工を施すのがおすすめです。

小口染めの使用用途

用途としては名刺・ショップカードが多く、シンプルなデザインの名刺やショップカードに小口染め加工を施しオシャレな印刷物として差別化が可能です。
その他では本にも小口染めに近い印刷方法としてエッジプリントと呼ばれるものがあり、製本の際に使用することが多く、冊子の小口側の側面に印刷する装飾加工で辞書の索引などの印刷に使用されます。

小口染めの加工方法

加工方法としては職人が手作業で染める方法や機械で印刷する場合もあります。名刺やショップカードなどは手作業のものが多く、職人がインクを用紙の側面に手作業で着色する細かい作業です。製本の際にはページ数が多いので特殊な機械で対応します。注意点として手作業の場合は色の濃度差が生じる場合がありますが私的にはそれも味があって良いのではないかなと思います笑。

名刺やショップカードなどにアクセント加えたい!他とは違うデザインで作成してみたいと思っている場合にちょっぴり参考にしていただければ幸いです^^

今回の印刷物のちょっと深い~話はこの辺りで失礼しようかと思います。最後までお付き合いありがとうございます!次回の深い~話もお楽しみに!

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