京富士印刷 > WELCOME STAFF ROOM > 第24回 「京富士読書クラブから本の紹介(実はPart2)」

WELCOME STAFF ROOM

第24回 「京富士読書クラブから本の紹介(実はPart2)」

連日寒い日が続きます。

こういう日は、部屋に引きこもって読書にいそしみたい…。

というわけで、今回は昔読了した本の話など。

今回は趣向を変えて、ちょっと不思議な大人のための絵本をご紹介します。

staffroom_24.jpg

森 博嗣(著)、ささき すばる(イラスト)『悪戯王子と猫の物語』講談社

一度しか読むことができない物語を旅する悪戯王子と猫。

幻想的で、哲学的で、どこかノスタルジックな20の物語。でも、実はそんなに意味はないのかもしれない。まるで夢の断片を集めたような不思議なSS(ショートストーリー)集です。

ささきすばるさんの独特で美しいイラストと、森博嗣さんの詩のような文章が響きあって、本の中を揺蕩うような感覚と不思議な余韻を感じさせるお話です。

理系の推理物でデビューされた有名な方なので、知っていらっしゃる方も多いかと思うのですが、私はこの方の作品は「百年シリーズ」や「スカイ・クロラ シリーズ」のような幻想的な話の方が好みなのです。シリーズは割と長いものが多いので、手を出しづらいという方にもおすすめです。イラストを眺めているだけでも飽きません。

話のテイストとしては、ホラーやファンタジー、リアルで生活感あるものまで様々なので、必ずお気に入りの話が見つかると思います。

ちなみに、私はお話も好きですが、冒頭と最後の王子と猫の会話がすごく好きです。特にラストの余韻がすごく印象に残ります。

どのお話も素敵なので、中身は是非ご自分で確かめてみてください。