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第29回 「日本ダービーを楽しもう!」

いよいよ今週の日曜日(5月29日)は競馬の祭典「日本ダービー」が東京競馬場で行われる。

私も本格的に競馬を観るようなって、もう何回目のダービーか分からなくなっているが、毎年、この時期はテンションが上がる。

毎日、スポーツ新聞の競馬欄を見るのが本当に楽しい。

実はこの瞬間が一番競馬を楽しんでいる時間なのかもしれない。

せっかくなので、みんなで日本ダービーを楽しもう!

そこで、普段競馬を観なかったり、馬券を買わない方でも楽しめる、日本ダービーの面白エピソードを紹介してみたいと思う。

最後に今年の日本ダービーも予想しちゃおうと思うので、ぜひ最後までお付き合いを。

面白エピソードその1:え、1着馬の優勝賞金がたったの1万円!?

第1回のダービーが行われたのは、1932年(昭和7年)4月24日。

場所は現在の東京競馬場ではなく、前身の目黒競馬場だった。

勝ったのは函館孫作騎手騎乗のワカタカで勝ち時計は2分45秒。

1着賞金が1万円だった。

詳しくはわからないが、当時の貨幣価値で1億円ぐらいの価値があったのだろうか?1万円か…。

現代の世のお父さん方が必死にやりくりするお小遣いの額だよなあ。

ちなみに、現在の1着賞金は2億円で、これは有馬記念、ジャパンカップの3億円に次いで3番目に高い賞金額である。

面白エピソードその2:レース中に人がコースに乱入したことがある!

1969年の第36回日本ダービーでの出来事。

この年の日本ダービーは事故や珍事が重なった。

皐月賞の優勝馬ワイルドモアが骨折によりダービーを回避。

1番人気はタカツバキ。2番人気は皐月賞2着のギヤロップ。3番人気はミノルだった。

ゲートが開きスタート直後、1番人気のタカツバキが転倒し競争中止に。

最後の直線で3番人気のミノルと、レース中先頭を走っていたハクエイホウ、そして6番人気の伏兵、ダイシンボルガードの3頭叩き合いとなった。

この時、ダイシンボルガードを担当していた厩務員が興奮のあまりコースに乱入。

「俺の馬だ」と叫びながら旗を振る騒ぎが起きた。

この時のことは、当然テレビにも中継され、この厩務員の姿もバッチリ映っている。

結局レースはこの厩務員の応援もあってかダイシンボルガードが見事1着。

騎手を務めた大崎昭一騎手は戦後のダービーとしては最年少のダービージョッキーとなった。

飛び出した厩務員はレース後に厳重注意処分を受け、公式記録の制裁欄にも記載され記録に残された。

面白エピソードその3:天才もレース中にムチを落とす!?

日本競馬界の天才・武豊騎手。

日本ダービーを5度も制する等、数々の記録を持つスーパースターである。

そんな武豊騎手もレース中にムチを落とすという失態(?)をしている。

1998年の第65回日本ダービー。

1987年にデビューし、数多くの大レースを制してきた武豊騎手も、なぜかダービーは勝てないでいた。

そんな中迎えた自身10回目の日本ダービーで、武豊騎手はスペシャルウィークに騎乗。

最後の直線、2着以下を大きく引き離しセーフティーリードとなる。

そして事件は起きた。

ムチを持ち替えてガッツポーズをする準備に入った瞬間、ムチを落としてしまったのだ。

勝負はすでに決していたので大勢に影響はなかったものの、自身初のダービー制覇に冷静さを欠いていたようである。

天才・冷静沈着な武豊騎手もこんなミスをしてしまうぐらい、ダービーというレースは特別なのだ。

さて、今年の第83回東京優駿・日本ダービー。

先日の皐月賞は完全なる「三強ムード」が漂うなか、勝ったのは伏兵馬ディーマジェスティ。

皐月賞馬ディーマジェスティの「二冠達成」となるのか。

はたまた、他の馬による一発があるのか、興味が尽きないところである。

そこで、枠順も馬体重もわからないままではあるが、今年の日本ダービーを大胆にも予想してみたいと思う。

◎ サトノダイヤモンド(クリストフ・ルメール騎手)

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今年のダービー馬はこれだ!大丈夫!私を信じなさい!

今年2月の「きさらぎ賞」の時点で、

今年のダービー馬はこれだ!

というぐらい惚れ込んだ馬。

3歳馬とは思えない風格を持っている。

まさに「威風堂々」という言葉があてはまる、ダービー馬に相応しい馬だと思う。

皐月賞は3着に敗れはしたが、今回は万全の態勢。

世代の頂点へ駆け上る!

○リオンディーズ(ミルコ・デムーロ騎手)

昨年の2歳王者。

先行して降着にもなった皐月賞は参考外と思っている。

道中の折り合いに不安はあるが、好位・中団でしっかり足をためればこの馬本来の実力が発揮できるはず。

ダービーを勝った父・キングカメハメハ。オークスを勝った母・シーザリオ。そしてジャパンカップを勝った兄・エピファネイアの血が同じ府中の2400mの舞台で爆発するか。

あ、でもお兄さんのエピファネイアはダービー2着だったよなあ…(勝ち馬キズナ)。

▲マカヒキ(川田将雅騎手)

弥生賞でリオンディーズに、皐月賞では2着とはいえサトノダイヤモンドに先着した実力馬。

破壊力抜群かつ安定した末脚で、一気に実力馬を差し切るか。

△エアスピネル(武豊騎手)

昨年のG1「朝日杯フューチュリティーステークス」では圧倒的な1番人気。

武豊騎手の「平地G1レース完全制覇」という記録もかかっていたが、最後ミルコ・デムーロ騎手騎乗のリオンディーズに惜敗。

今年は1勝もしていないが、騎手はダービー5勝の武豊。

ダービーを知り尽くした天才の手腕に期待したい。

今年はこの他の馬の馬券は一切買いません!

皐月賞馬ディーマジェスティも切ります!(ということはディーマジェスティが勝つということか(汗))

何はともあれ、今年の日本ダービー一体どうなる!?

今から楽しみである。

2016.06.02 追記

第83回東京優駿・日本ダービーは川田騎手騎乗のマカヒキの優勝で幕を閉じた。

私の本命、サトノダイヤモンドはハナ差(わずか8cm)の差で2着に敗れた。

レース中に落鉄(蹄鉄が外れること)したサトノダイヤモンド。

もし、落鉄させしていなかったら…。

いや、それよりも完璧な騎乗をしたマカヒキと川田騎手を称えるべきであろう。

私が無印として「バッサリ」と馬券から切ったディーマジェスティが3着。

やはり皐月賞で三強を負かした実力は、だてではなかった。

4着エアスピネルは、武騎手のコメントにもあったように、

「生まれた年が悪かった」

のかもしれない。

5着のリオンディーズはやはり折り合いがつかなかった様子。

道中も後方からの競馬となり、メンバー最速の上り時計もやはり5着が精一杯だった感じである。

三冠目の菊花賞は陣営のコメント通り、気性的に距離が長くて(3000m)難しいと思うが、能力は非凡な物があるので中距離戦線なら第一線で活躍できるであろう。

ダービーは終わったが、彼らの戦いはまだまだ続く。

今後、彼らが我々に見せてくれるであろう、歴史的名勝負に期待したい。

なにはともあれ、超ハイレベルだった今年の日本ダービー。

馬券は外れたが、素晴らしいレースだったことに違いなく、改めて競馬の醍醐味を感じることができた。

敗れて悔いなしの一日であった。