京富士印刷 > WELCOME STAFF ROOM > 第84回「栄枯盛衰?」

WELCOME STAFF ROOM

第84回「栄枯盛衰?」

 

 
 

 

 私は毎週土・日に山に登っています。京都市を取り巻く低山ばかりですが、妙な魅力があります。

 気軽に登れるので登山者も多く、知人と遭遇する機会も多い。公共交通機関が登山口のすぐ近くまで通じているのも便利だと思います。

 また、山腹には神社やお寺があり、山そのものが信仰の対象になっていたり、京都の歴史と山とは関係が深いようです。

 京都の山には「城跡」や「土塁跡」「廃墟」なども見られます。いずれにも歴史を感じます。

 最近気に掛かるのは「廃墟」です。私は「廃墟マニア」ではありませんが、感じるものがあります。

 「廃墟」はコンクリートで作られた近代の構造物が多いようです。

 有名なものでは「愛宕山」のケーブル軌道・駅舎やホテル跡地・遊園地跡など。昔は「愛宕山」にケーブルカーが走っていたんですね。戦時中に鉄の不足を補うために廃線になったのだとか。

 あのような山の中にわざわざ作ったわけですから、いろいろな方の思いや期待・欲望が詰め込まれたものであったろうとは想像できます。どれほどの労力と時間とお金を使って建設されたのでしょう?

 「ホテル」や「遊園地」の収容人数・規模などは分かりませんが、リゾート地のように開発されたのではないでしょうか。それほどの賑わいが当時はあったということですね。今は朽ち果て「廃墟マニア」に注目されるだけです。

 「比叡山」にも人工スキー場の跡地や廃線になったケーブル駅舎跡があります。他の山には廃棄・放置された別荘やバンガローがたくさん見られます。バブルの頃に無計画に建設されたものもたくさんあることでしょう。栄枯盛衰ですよね。

 

 今ではそんなこととはまったく無関係に皆さん頂上を目指して汗だくで登っておられます。健康的ですがすがしいですね。

 







【バックナンバー】