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2007年11月 第15回 入稿データの注意点1

最近はデータ入稿がかなり多くなってきました。しかし、データ入稿といっても、データ形式は様々で、トラブルが起こる可能性も多々あります。そこで、できるだけトラブルの少ないデータの入稿方法を今回は書こうと思います。弊社に入稿して頂く際に、是非とも参考にして頂けると幸いです。

入稿データの中で最も多いのが、Microsoft officeのデータで、主に、Word、Excelといったオフィスソフトの標準となっているものです。かなり凝ったデザインもできるので、そのまま完成版として入稿される事が多いです。しかし、ソフト自体がプリンタ用として作られているので、印刷としてはそのままでは使えません。

問題点の一つは、色情報がモニタ用のRGBということです。まずこれを印刷用のCMYKに変換しなければなりません。この時、光の三原色RGBでは、非常に明るい蛍光色なども表現できるのですが、印刷用の基本インクCMYKではくすんだ色になりますのでご了承下さい。

その変換作業において、最も問題が起こるのが、透明効果です。Officeデータの透明効果は、変換するとおかしな模様になる時があり、正しく出力されません。できるだけ使用しない事をお薦めします。 あとは、紙の端まで印刷部分がある場合です。印刷では前にもお書きしましたが、印刷後にトンボで断裁をしますので、色を仕上げサイズよりも大きく配置しておきます。Wordを例に上げますと、ページ設定をA4で作りますと、A4きっちりまでしか色を配置する事ができません。このままですと、A4で仕上げの断裁をした時に、少し白い余白がでる可能性があります。これを避けるコツとして簡単な方法は、ページ設定でA4サイズよりも上下左右に各3mmずつ足しておき、色を端まできっちりと配置する事で解消されます。ただし、この作業を最後にしてしまうと、レイアウトが崩れますので、作り始めの段階で行って下さい。そして上下左右3mmは断裁しますので文字等を配置しないよう注意して下さい。

ただ、これ以外にもトラブルの原因は多々あります。現在手軽に文字化けを防ぎ、印刷用データを作る方法に、PDF形式があります。お客様の方でPDFに変換できる環境があれば、そのまま印刷用に使える可能性が高まりますので、できるだけPDF入稿をお薦めします。といってもPDFの設定にも色々ありますので、来月は印刷用PDFについて書きたいと思います。

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