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2010年7月 第47回 夢と理念と目標

先日、ある定例会に出席し、その時に、ある経営者からお話をお聞きしました。今回はせっかくなので、その中で飛び交っていた言葉、「夢」と「理念」と「目標」について、私なりに少し書いてみたいと思います。あくまでも今の私の観点ですので、多少の固定概念が入っていますが、そこは大きな目でお読み頂ければと思います。

まず、その場では「仕事に夢は必要か。」というテーマがありました。

そもそも人が生きていくのに夢は必要なのでしょうか。そんな事を考えてみました。

夢があれば、それを叶える為に行動する事ができる。自分自身の原動力となるでしょう。逆に夢がない場合はどうでしょうか。夢がないから目指すものがない。では原動力はどこに存在するか。生きる事に尽きるのかもしれません。もしくは生きたいと思う事自体が夢と呼べるのかもしれません。同じように仕事をする事にも、豊かに生活する事や、家族を守る、何かを得たい等があるとは思いますが、生きていきたい、生命を維持していたいから仕事をするというのも夢の1つになるでしょう。そう考えると、仕事に夢は必要なのではなく、自ずと必然的に存在しているものなのかもしれません。

では何故「夢がない人」という概念が存在するのでしょうか。それはおそらく夢はあっても、原動力になっていないか、夢そのものの存在を考えていないのだと思います。夢の存在を考えていないのはこの場では書ききれないので置いておいて、夢が原動力になっていないという事はよくある事なのかなと思います。夢は夢であり、それを絶対に叶えたいかは人それぞれで、夢の途中で満足する事も、楽な方向に進む事も、往々にしてあると思います。それが夢という言葉に秘められた、叶えるも叶わぬも・・・という感覚なのでしょう。どれだけ本気で夢に向き合えるか、その本気にどれだけ身体を預けられるかが重要なのだと思います。

夢は自分自身の人生最大の生きる、行動する原理であると思います。けれどもそれはあくまで個人的な思いに留まると思います。夢という言葉を願望に置き換えると分かりやすいかもしれません。

理念はどうでしょうか。ここでいう理念とは、企業理念の事です。理念というのは「根本的な考え方」という意味で、企業であれば経営者の夢に基づき、その夢に向かっていく為に、企業という組織の皆で共有する考え方の事だと思います。この企業理念が様々な判断の基準になるのでしょう。

そして目標は、企業であれば企業理念に従い、個人であれば自分の夢に従って、具体的にゴールを決めて目指すものであり、それが向上につながったり、継続につながったりするのでしょう。

こう考えると、夢があって、理念を共有して、目標を立てるという流れなのでしょうか。となれば、夢がないとすると、理念も薄くなるので、目標は個人的で短絡的になってしまいそうです。またたとえあったとしても、それが個人レベルで終わってしまう夢であれば、そこに魅力を感じられるかは疑問です。

つまり、生きていくという夢さえ持っていれば、個人としてはいいのかもしれませんが、魅力ある経営者を目指す企業家にとっては、夢、企業理念、目標は魅力あるものとして必要不可欠です。そしてそれを言葉、態度、文字等、何らかの形で発信する事はとても大切な事なのですね。

夢を持てない人が増えていると聞いた事がありますが、安心して夢を話し、夢を語る事が楽しいと思えるよう、自分自身と共に周りの方々と一緒に励んでいきたいと思います。

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